ハローウッズ進化投資 / Hello woods Evolution investment
所在地 | 栃木県芳賀郡茂木町 |
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期 間 | 2013年度 |
面 積 | 21ha |
発注者 | 本田技研工業株式会社 |
業務領域 | 基本計画、実施設計、現場監理 |
協 働 | オフサイドプランニング/かめ設計室/AAO/東南西東デザイン研究所 |
森とこども達の元気を育む
まなびとあそびの進化
ハローウッズ進化投資では、ハローウッズの本質である「人と自然の共生・共存」に触れる人を増やし、新たな誘客施設や老朽化施設による「まなび・あそび」要素の『進化』を通じて、ハローウッズの取り組みの理解者を増やすことが目的である。
2000年夏に開園したハローウッズは開園から13年が経過し、老朽化した施設の改修のほかに、本質的な価値と位置づけている森に来訪者が足を運ばないことが大きな課題となっていた。
ソフト領域:面白くない、興味がない ハード領域:遠い、道がわからない
そこで、本質的な森の楽しさを体験できる「学びの森の再生」と「遊べる森の動線整備」に重点を置き計画を進めることとした。
学びの森の再生と遊べる森の動線整備
カブトムシの丘やミズスマシの沢など森に囲まれた学びの森エリア。この学びの森自体の魅力改善と各拠点間を結ぶ動線上に遊びのエレメントを付加し、移動しながら森へ誘う環境、拠点毎で森の魅力を発信できる環境を整備した。また、サイン計画を見直し、拠点や分岐点における案内・誘導を充実することで、より自由に森に触れる機会を提供できるしくみを採用した。
キャストステージによる魅力発信と安全管理
ハローウッズでは森の解説や施設の維持管理を担う人材を総じてキャストと呼んでいる。本整備にあたっては、学びの森各拠点でキャストステージを展開し、森の魅力を来訪者へ訴求することとした。
これまでのキャスト引率形式(20人対応)を維持しつつ、拠点常駐形式(100人対応)を付加することで、より多くの方に森に触れる機会を提供する。キャストが常駐し森の解説を行うキャストステージにはパーゴラ、小屋、タープなど必ず屋根付き空間を用意し、夏の日照やゲリラ豪雨など急な天候変化に対応できる各拠点のランドマークとなるような配置を行った。キャスト間は常に無線で連絡がとれる状態にあり、安全管理上も有用な体制を整え危険が予見された場合に下山を促す(時には強制的に)ことでき、来訪者もランドマークをたよりに森を楽しみ緊急時にはそこに留まれる環境があることで、以前よりも安全に森に触れるしくみである。
自然と文明の共存
ツインリンク茂木というサーキットの周囲を囲む森のなかにハローウッズはある。「自然と文明(=mobility)の共存」を肌で感じることができるこの環境フィールドを通じて、次代を担う森とこども達の元気が見たい。
キャストステージによる魅力発信と安全管理
ハローウッズでは森の解説や施設の維持管理を担う人材を総じてキャストと呼んでいる。本整備にあたっては、学びの森各拠点でキャストステージを展開し、森の魅力を来訪者へ訴求することとした。
これまでのキャスト引率形式(20人対応)を維持しつつ、拠点常駐形式(100人対応)を付加することで、より多くの方に森に触れる機会を提供する。キャストが常駐し森の解説を行うキャストステージにはパーゴラ、小屋、タープなど必ず屋根付き空間を用意し、夏の日照やゲリラ豪雨など急な天候変化に対応できる各拠点のランドマークとなるような配置を行った。キャスト間は常に無線で連絡がとれる状態にあり、安全管理上も有用な体制を整え危険が予見された場合に下山を促す(時には強制的に)ことでき、来訪者もランドマークをたよりに森を楽しみ緊急時にはそこに留まれる環境があることで、以前よりも安全に森に触れるしくみである。
自然と文明の共存
ツインリンク茂木というサーキットの周囲を囲む森のなかにハローウッズはある。「自然と文明(=mobility)の共存」を肌で感じることができるこの環境フィールドを通じて、次代を担う森とこども達の元気が見たい。