月寒公園 / Tsukisamu Park
所在地 | 北海道 札幌市 |
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期 間 | 2009~2013 |
面 積 | 21.8ha |
発注者 | 札幌市 |
業務領域 | 基本計画、基本設計、管理運営計画 |
Park Life 都市生活とともにある公園
プロジェクトの背景
プロジェクトの背景
月寒公園は住宅街に残された、森や丘、水辺をもつ自然豊かな公園で、地元地域住民に愛され続けている。公園内には、野球場やテニスコート、パークゴルフ場、ボート池といった施設がある一方で、多くの一般利用者は散歩やランニングなどの公園利用に限られていた。
Park Life
私たちは、月寒公園を多様な公園活動が生活に根付き、新たな出会いやコミュニティが生まれ、都市生活がより豊かになる拠点と捉え、再整備計画のビジョンとして『Park Life』を掲げてきた。
新たな公園利用をとおした施設整備
基本計画、基本設計段階では、ヨガや太極拳、音楽練習、手づくり市など、新たな公園利用の可能性を探るためにイベントを開催し、再整備後の新たな公園の利用方法とセットで基本計画図が検討され、月寒公園のシンボルである丘や池、森を残しながら、公園の中心に多目的広場と一体的に利用できるパークライフセンター(管理棟)を配置した。
市民参加型の公園管理運営
再整備後、月寒公園がこれまで以上に積極的に活用されるために、施設や設備といったハード整備だけでなく、市民参加型の公園管理運営といったソフト面の充実を図っている。これまで以上に多様な活動が展開されるように、実践的な取組みをとおして、公園利用の可能性を地元地域や活動者とともに創造し、今後の市民参加による公園利用のあり方について検討を進めている。
2014年からは月寒公園市民協議会(ファンクラブ)が市民を中心に発足され、コミュニティの創出による地域交流を目標に掲げ活動が展開されている。