宮ノ丘幼稚園 / Miyanooka Kinder Garden
所在地 | 北海道 札幌市 |
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期 間 | 2007~2009 |
面 積 | 1.7ha |
発注者 | 宮ノ丘幼稚園 |
業務領域 | 基本計画、基本設計、実施設計
現場監理、実践型ワークショップ |
協 働 | 象設計集団(建築計画/設計) |
「むら」のような幼稚園を目指して
恵まれた敷地と特色ある教育内容
宮の丘幼稚園は札幌市内の、手稲山の麓に位置しており、敷地の周囲を豊かな自然に囲まれている。開園から約25年が経過した宮の丘幼稚園は老朽化とスペースの不足のため、改築が必要となっていた。そこで幼稚園の教育理念を具現化する教育内容とプログラムを含めたマスタープランを策定し、それに基づき設計、施工を進めていった。
自然環境と調和する分棟形式の採用
既存の恵まれた環境を最大限に活かし、また環境負荷を軽減するため、園舎は分棟形式を採用した。3つの建物は敷地内の3つの環境要(草地、水辺、森)とそれぞれ隣接しており、園児が日常的に自然を感じたり、触れたりしやすいように配置した。
「むら」のような幼稚園を目指して
子どもは多くの人、友達、様々な年代の人との関わりの中で、健やかな心身を育て社会性を育むという考え方から、様々な人が集い支えあう「むら」のような幼稚園を目指した。そこで幼稚園の先生や生徒、親、学生などを対象に数多くのワークショップやプログラムを実施した。このプログラムは計画段階から設計、施工などのすべてのステージで実施し、幼稚園を核としたコミュニティづくりを目指したものである。このプログラムは園舎竣工後も幼稚園によって継続されている。